適度にストーリーがあって飽きさせないし、RPGパートも文句なく面白い。
絶対的に面白いかは分からないけど、遊べる系ゲームの中で、
現状あるエロゲーの中ではトップクラスなんだろうなぁという感じがしました。
RPGシナリオの強み。
2周目をプレイしていて、ふと思いついたことです。
RPG部分をサクサク進めていくと1周40時間以上かかっていたのが、
データを引き継いでやれば、ほんの数時間でクリアできてしまいます。
シナリオ色の強い良作RPGのお決まりかもしれませんが、
ストーリー進行にかける時間はごくわずかなのに、
思い起こしてみると自分の中で、話の流れがスムーズに整理できているし、
キャラクターの印象もそれなりに残っている。
何十時間もかけてクリアしたADVが、1週間後には、
「で、どういう話だっけ?」なんてことも多いなか、これはすごいなと。
やっぱり、行動の一つひとつに動機づけされているのが良いんですかね。
これこれこういう理由で、ダンジョンに入りますよ、と。
まぁRPGだから当たり前なんですけど。
必要なことの連続でストーリーが作られていることの大切さというか…、
基本に忠実であることの強さを感じました。
日常の何気ない会話(極端な話、あってもなくてもいいところ)が
面白かったりする、普通の学園モノADVなどとは、
まったく逆の良さがあるなぁと思いました。
戦女神2をプレイしていた身としては、
結末が分かっているので、話は退屈かもしれないと思っていましたが、
いい感じに話が右往左往するので、ハラハラしながら読めました。
意外な人物が仲間になったり、前作につながる伏線らしきものがあったり。
前作と比べて、セリカがまだまだ人間らしいのにも興味を引かれました。
本格RPGとしての戦女神
前作のときもそうでしたが、ついついキャラを育ててしまいます。
武器や技の熟練度をあげたり、装備の属性を考えたり…。
とくに序盤は意識して見るので分かりますが、
たとえば攻撃回数が1回増えると、明らかに与ダメージも増えます。
敵によって、手数(攻撃回数)が有効なのと、一撃の重さ(攻撃力)が
有効なのがいて、その辺りのバランス調整がうまいです。
使える魔法の属性や、物理攻撃。得意分野がキャラごとに違うので、
役立たずキャラがいないのも嬉しいところ。
強いて言うなら、使い魔に蘇生アイテムが使えないのが不満かなぁ。
召喚し直しになってしまうので、やられたのが高位の使い魔の場合、
ひとまずMPを回復してからの召喚になって大変でした。
個人的には、装備の合成がなくなっていたのが良かったです。
黙々と組み合わせを試すのは疲れるし、
強い武器がひょっこり出来上がってもどこかむなしかった。
今回のように、敵や宝箱から拾えたほうが楽しいです。
新しく出来た闘技場は、あることは嬉しいんだけどレベル制限は不要かなと。
そこは敵の強さでコントロールすればいいわけで、
苦労して倒す楽しみが奪われていた気がしました。
総評 A
戦って、LVを上げて、技を覚えて、ボスを倒す。
単純だけど面白い。
コンシュマー作品と比べて、
技術的なことを言いだしたらキリがないとは思いつつも、
でも、このシステムでいくと、
面白さの到達点はこの辺りがMAXかもな、という気もしています。
グラフィックがキレイになったり、
技や装備が増えたりするのはもちろん嬉しいのですが、
RPGとしての本質ではない、といったらいいのかな…。
ある程度は必要なんだけど、一定の水準をこえてしまえば、
それ以上は思うほどプラスにならないように思います。
これからこのシリーズがどうなっていくのかは分かりませんが、
シナリオ×本格RPGのバランスだけは、
今まで通り大切にして欲しいなぁと思っています。