本作には「こうすればもっと…」と思う惜しい部分がたくさんありました。
というわけで、プレイ中に僕が感じた「惜しい!」をいくつか書いてみました。
刃物は禁止!
最後の最後のほう。
墓地での、上条さんと暮葉の邂逅です。
数十年ぶりに再会した2人がどういう反応を示すのか、大いに期待しながら読んでいたところ…。
暮葉が会うなり刃物を振り回してしまい、非常にもったいないことをしていました。
僕としては、もっとクールで良い場面だったと思います。
時間が止まったような、張り詰めた緊張感。静寂。
無言の演出が欲しい場面でした。
効果音は止めないで
槙野と麻咲の2人が背中合わせでシャワーを浴びながら、麻咲が心中を吐露する場面。
気になったのは、麻咲が話している間中、シャワーの効果音が消えていたことです。
実際は、話している間もお湯は出続けているわけだから、話し始めると急に水音が消えるのには違和感を感じました。
詩菜シナリオだけ…
詩菜シナリオだけが、やたらと変な文章ミスが多くて残念でした。
たとえば、「どこからともなくナイフを取り出してきた」なんて一文。
すごく適当で、一気に現実に引き戻されました。
相手は人間なわけで、戦闘のプロでもないのにそれはないだろうと思います。
同じように、知らないうちに背中に斧を隠し持っていたり、無茶苦茶な描写が目につきました。
元々がそんな文章ならさほど違和感も感じないのですが、他のキャラクターのシナリオだと同じようなことを書くにも、それなりの説明が入っているので、どうも手抜きっぽく思えてしまいます。
廃病院に忍び込むところでも、隣の部屋の声が聞こえるというのはちょっと無理があるんじゃないかな、と。
窓があいていても、上の階だと風の音だとか雑音はわりと多いはずで、隣の話声なんて案外聞こえないものだと思います。
たとえば、音声を聞き取りにくく加工したり、男性の汐見の声だけが低くて聞き取りにくいような描写が入っていれば、受ける印象はおそらく全然違っていました。
一番、違和感を感じたのは、汐見が窓枠に足をとられて転落する場面です。
身長が3〜4mあるならそういうこともあるかもしれませんが、普通に考えて窓枠につまずくことなどまずありえません。
最後の最後でこんなだから、詩菜シナリオだけはイマイチな印象で終わっています。
携帯の伝言など、上手い演出もあっただけに、こういう簡単なミスをしているのがもったいなかったです。
と、まあ、こんな感じで。
細かすぎてどうでもいいことだけど、ひょっとすると同じことを思っている人がいるかもしれないと思い書いてみました。